ボタンが弾け飛ぶ前に。代謝が落ちた40代が「食べて痩せる」ために知っておくべき、「体の取扱説明書」

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健康診断の結果が届くたび、
封を開けるのに一瞬の躊躇いを感じることはありませんか?

項目に並ぶ「要検査」の文字。
駅の階段を少し登っただけで感じる息切れ。
そして、毎朝の出勤前、息を止めて無理やりボタンを留めるスーツのウエスト。

「もう40代半ばだ。代謝も落ちているし、中年太りは自然なことだ」

そう自分に言い聞かせ、諦めかけてはいないでしょうか?

あるいは、その焦りから、
「糖質制限」や「断食」といった流行りのダイエットに飛びつき、
空腹に耐えかねてドカ食いし、リバウンドするという
「負のループ」に陥ってはいないでしょうか?

もし心当たりがあるなら、
はっきりとお伝えしなければなりません。

あなたが痩せられないのは、
意志が弱いからでも、
年齢のせいで代謝が落ちて修復不可能になったからでもありません。

あなたが痩せない本当の理由。

それは、「代謝機能が壊れている体に、無理やりムチを打って働かせようとしている」からです。

多くの40代男性は、ダイエットの順番を致命的に間違えています。

「痩せるために、健康的な食事を我慢して食べる」のではありません。
「健康になるから、結果として勝手に痩せる」のです。

この「因果関係」を履き違えている限り、
どんなに高価なサプリメントを飲もうが、どれだけジムで汗を流そうが、
あなたの腹囲が劇的に変わることはありません。

本記事では、
45歳の私が43歳で-8kg、体脂肪率11.8%を達成し、
今もキープし続けている経験と、科学的なメカニズムに基づき、
40代が陥る「代謝の罠」と、そこから脱却するための「思考の転換」についてお話しします。

これは、単なるダイエットの話ではありません。
あなたの人生後半戦のパフォーマンスを最大化するための、
リスクマネジメントの話です。

目次

この記事の要点

なぜ、食べない人ほど太りやすく、老けていくのか?

ビジネスの世界では、
過去の成功法則が、時代の変化とともに通用しなくなることが多々あります。

20代の頃、私たちは、
少し食事を抜いたり、一晩徹夜で踊ったりすれば、
すぐに体重が戻りました。

しかし、40代の今、
同じ戦略(=食べないダイエット)を実行しても、
体重計の数字は昔ほどは動きません。

それどころか、
肌はカサカサになり、髪は艶を失い、
ただ「やつれたおじさん」になっていくだけです。

なぜでしょうか?

「摂取カロリー < 消費カロリー」の数式は、40代には通用しない

ダイエットの基本として信じられている
「摂取カロリーを消費カロリーより減らせば痩せる」という公式。

数学的には正しいですが、
生理学的には、40代の体にとって「危険なギャンブル」となります。

私たちの体には、
ホメオスタシス(恒常性)という強力な現状維持機能が備わっています。

長年の不摂生やストレスで代謝機能が低下している40代の体に、
いきなり極端なカロリー制限(=エネルギー不足)を強いると、脳はこう判断します。

「緊急事態発生。飢餓状態につき、直ちに生命維持モードへ移行せよ」

すると体は、
生き延びるために最もエネルギーを食う「筋肉」を分解し始めます。

これが、いわゆるサルコペニア(加齢性筋肉減弱症)の入り口です。
筋肉が減れば、当然、基礎代謝はさらに低下します。

つまり、「食べない努力」をすればするほど、
体は「省エネモード」になり、
ますます太りやすく、痩せにくい体質へと変化していくのです。

あなたの体は「アイドリング不調」のポンコツ車と同じ状態

代謝とは、車で言えばエンジンの回転数のようなものです。

今のあなたの体は、
長年の酷使とメンテナンス不足で、
エンジンオイルがドロドロ、吸気口も詰まり、
アイドリングが不安定になっている中古車と同じです。

そんな状態で、
「ガソリン(食事)を減らせば車体が軽くなるだろう」と考えても、
エンジン自体が動いていないのですから、車は走りません。

むしろ、
ガス欠で完全に動かなくなってしまいます。

多くの40代男性が感じている
「だるさ」や「疲れが抜けない」という感覚は、
まさにこのガス欠のサインです。

まずは、ガソリンを減らすことよりも、
「エンジンの整備(代謝システムの正常化)」に目を向ける必要があります。

ビジネスなら「赤字部門のリストラ」より「黒字化の仕組み」を作るはず。

会社の経営が傾いたとき、
無闇に経費削減(リストラ)ばかりを行う経営者は無能と呼ばれます。

必要なのは、利益を生み出す構造(仕組み)への投資です。
体のマネジメントも全く同じです。

脂肪という「在庫」を抱え込む、体の防衛本能

なぜ、40代の腹回りには、頑固な内臓脂肪が溜まるのでしょうか?

これは、体が抱え込んだ「不良在庫」に見えますが、
体にとっては「内部留保」なのです。

現代の40代男性の多くは、
カロリーは足りているのに、ビタミン、ミネラル、タンパク質といった
代謝に必要な栄養素が圧倒的に不足している「新型栄養失調」の状態にあります。

栄養が入ってこない危機的状況下では、
体は「いつ栄養が入ってくるかわからないから、手持ちのエネルギー(脂肪)を絶対に手放すものか」と
防衛本能を働かせます。

つまり、
あなたが脂肪を減らそうとして食事を抜けば抜くほど、
体は恐怖を感じ、脂肪という内部留保を必死に守りに入ります。

「食べていないのに太る」のではなく、
「必要な栄養を食べていないから、太る」のです。

体からの「経営破綻寸前」の警告

健康診断で突きつけられる
「脂質異常」「高血糖」「肝機能障害」といった指摘の数々。

これを単なる数字として見過ごしていませんか?

これは、あなたの体内工場からの「業務改善命令書」です。

特に、お腹がぽっこりと出た「リンゴ型肥満」は、
内臓脂肪が過剰に蓄積している証拠。

内臓脂肪からは、
血管を傷つけたり、インスリンの働きを阻害したりする
「悪玉アディポサイトカイン」という生理活性物質が分泌されています。

いわば、
社内に不満分子(悪玉物質)が蔓延し、
組織全体のパフォーマンスを下げている状態です。

この状態で、
気合いや根性でダイエットをしようとしても、
組織(体)は動きません。

まずは、
このブラックな労働環境を改善し、
細胞一つ一つが気持ちよく働ける環境を整えることが先決です。

「代謝」とは、食べたものをエネルギーに変える変換エンジンのこと

ビジネスにおいて「ROI(投資対効果)」を重視するように、
ダイエットでも「変換効率」を重視すべきです。

代謝が良い状態とは…、

食べたもの(投資)が、
スムーズにエネルギー(利益)に変換され、
余計な脂肪(負債)として残らない状態を指します。

変換エンジンが錆びついている状態で、
いくら「トクホ」のお茶を飲んだり、週末だけジムに行ったりしても、
それは焼け石に水です。

重要なのは、
「何を入れるか(食事の量)」ではなく、「どう使われるか(代謝の質)」なのです。

43歳で体脂肪率11.8%へ…
「ダイエット」をやめて「体調管理」に切り替えた理由

かくいう私も、かつてはあなたと同じ悩みを抱えていました。

30代後半から徐々に体重が増え始め、
大腸ポリープのような体の症状まで出ていました。

「このままではマズい」と一念発起し、流行りのダイエットに手を出しては挫折ていました…

私もかつては「数値」に踊らされていた一人でした

当時の私は、
体重計の数字を減らすことに執着していました。

確かに一時的に体重は落ちたこともあります。

しかし、それは、長く続くものではありませんでした。
しばらくすれば、元の木阿弥。

「俺はなんて意志が弱いんだ」 そう自分を責めていましたが、
今ならわかります。

あれは意志の問題ではなく、
脳と体が「栄養をよこせ!」と悲鳴を上げていた、正常な生理反応だったのです。

医学的・生理学的に見る「痩せる順番」の正解

私が驚くほど順調に変われる方法を見つけたのは、
「ダイエット」をやめて「体調管理(ヘルスケア)」にシフトしてからです。

43歳の時、私はコレまでのダイエットの経験を一から振り返りました。

そして、ある事実に気づきました。

「健康状態がマイナスの人が、ゼロ(標準)に戻る過程で、余計な脂肪が落ちる」

例えば、
細胞の中にある「ミトコンドリア」というエネルギー生産工場を活性化させること。
腸内環境を整え、栄養の吸収率を上げること。
質の高い睡眠で、ホルモンバランスを整えること。

これらを実践し、
体の機能を正常化させることに集中した結果、体重は自然と落ちていきました。

そして、43歳の時のダイエット…
体重51.8kg、体脂肪率11.7%。

30代の頃よりも確実に体が軽くなりました。

無理な我慢は一切していません。
ただ、体が喜ぶことを「習慣」にしただけです。

「努力・根性」では内臓機能は動かせない

心臓を「止まれ!」と念じても止められないように、
代謝も「上がれ!」と念じても上がりません。

内臓機能は、
自律神経やホルモンによって自動制御されています。

だからこそ、精神論(根性)は通用しません。

必要なのは、
自律神経やホルモンが正常に働くような「環境設定」と「仕組み」です。

ビジネスで成果を出すために、感情論ではなくロジックと戦略が必要なように、
体を変えるためにも、正しい知識に基づいた戦略が必要なのです。

目指すべきは「若作り」ではなく、年齢相応の「最強のパフォーマンス」

私たちが目指すのは、
スーツをビシッと着こなし、ここ一番のプレゼンで最高のパフォーマンスを発揮し、
休日は家族とアクティブに過ごせる、そんな「動ける40代」です。

同窓会で「変わらないな」と言われる男と、「老けたな」と言われる男の決定的な差

久しぶりの同窓会。

「お前、全然変わらないな!」と言われる人と、
「あいつ、一気に老け込んだな……」と陰で言われる人の差はどこにあるのでしょうか?

それは単に痩せているかどうかではありません。
肌のハリ、姿勢、そして全身から溢れ出る「活力(エネルギー)」の差です。

無理なダイエットで痩せた人は、
頬がこけ、肌がくすみ、どこか生気がありません。

それは「枯れた」状態です。

一方で、健康的に代謝が高い人は、
細胞レベルで水分と栄養が行き渡っており、
内側から発光するようなエネルギーがあります。

私たちが手に入れたいのは、この「枯れない強さ」のはずです。

家族や部下は、あなたの「腹囲」ではなく「活力」を見ている

あなたが健康を取り戻すことは、
あなた自身のためだけではありません。

休日にソファでゴロゴロしてばかりの父親と、
子供と一緒にキャンプやスポーツを楽しめる父親。

疲れた顔で指示を出す上司と、
ハツラツとして頼りがいのある上司。

どちらが魅力的かは明白です。
あなたの体は、あなたの人生を乗せて走る唯一の乗り物です。

その乗り物をメンテナンスすることは、
家族を守り、仕事を全うするための、男としての責任(美学)でもあります。

病気への不安を「行動するエネルギー」に変える

40代・50代ともなれば、
同世代の友人が大病を患ったり、訃報を聞いたりすることも増えてきます。

「明日は我が身かもしれない」という漠然とした不安。

その不安を打ち消す唯一の方法は、
見て見ぬ振りをすることではなく、
正しい知識でリスクをコントロールすることです。

恐怖を行動のエネルギーに変えてください。

今ならまだ間に合います。
あなたの体は、あなたが正しいケアをしてくれるのを待っています。

ダイエットは「イベント」ではなく、一生続く「マネジメント」である

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
最後にもう一度、今回の最も重要なメッセージをお伝えします。

「痩せるために健康になる」のではなく、「健康になるから痩せる」

このパラダイムシフトが全ての出発点です。

無理な食事制限、激しい運動、単品ダイエット…
これらは全て、今のあなたの体にとっては「毒」になり得ます。

代謝低下を嘆く前に、
まずはマイナスになった体の機能をゼロに戻すこと。

アイドリング不調のエンジンを修理し、
錆びついた歯車に油を差すこと。

そうすれば、
あなたの体は再び、食べたものをエネルギーに変え、
余分な脂肪を燃やしてくれる「頼れる相棒」へと生まれ変わります。

では、具体的にどうすればいいのか?

「エンジンを動かすために必要な栄養素とは何か?」
「40代のホルモンバランスを整える睡眠法とは?」
「忙しいビジネスマンでも実践できる、継続可能な食事のルールとは?」

そのためのヒントを、
一つ一つ、今後の記事やメールマガジンで解説していきます。

一足飛びに結果を求めず、
まずは「減らす」ことよりも、
体に不足しているものを「満たす」ことから始めてみてください。

あなたの体が変われば、心が変わります。
心が変われば、人生の後半戦はもっと面白くなります。

一緒に、最高の自分を取り戻し始めましょう。

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この記事を書いた人

来栖龍二のアバター 来栖龍二 ダイエットインストラクター

生年月日:1979年9月19日生まれ
年齢:46歳
出身地:神奈川県横浜市
家族:独身
実績:43歳で-8キロ、体脂肪率11.8%のダイエットに成功
資格:ダイエットインストラクターなど、他多数
趣味:ダイエット、健康、読書、インスタ、知識吸収全般

43歳で-8キロ、体脂肪率11.8%のダイエットに成功
体重:59.7㎏→51.8㎏
BMI:20.7→17.9
体脂肪率:18.2%→11.7%
皮下脂肪:16.7%→11.0%

・ダイエットインストラクター
・糖質OFFアドバイザー
・腸活アドバイザー
・ボディメイクインストラクター
・睡眠コンサルタント
・生活習慣病予防アドバイザー
・ベジタブル&フルーツまるごと栄養アドバイザー
・マインドフルネススペシャリスト
・ファスティングコンサルタント
・健康食アドバイザー


メッセージ

ダイエットを何度も挑戦していれば、どんなダイエットでもある程度の効果を感じることはあります。それでうまくいくと思い、そのダイエットをもっと頑張ろうとしてしまうんですよね…。でもやればやるほど頑張りに見合うほどの成果をだんだん感じられなくなる…そして結局続かずにやめてしまう…逆にできる範囲でやっていこうと方向転換しても、それはそれで目標としている体型に辿り着く前に停滞して、変化を感じられない状態に嫌気がさして「もういいや…」と投げ出してしまう。

世の中には、いろいろなダイエット情報で溢れかえっています。
「食事制限」「糖質制限」「筋トレ」「ファスティング」「ベジファースト」「脂質制限」…
挙げればキリがありません。こうした方法は確かにダイエットに役立つものです。しかし、私たちの体は様々な体の働きが関連し合っています。特定の働きだけでダイエットをするのではなく、体の機能をサイクルとして捉え、そのサイクルを滞りなく機能させることで、本来の健康的な体型に導くことができます。

かつての私がそうだったように、体のサイクルをうまく回す仕組みとして捉えることでうまくいかないと思っていた方法がうまく機能し出すようになり、思うように成果を感じられない苦しみから解放され、頑張りに見合う以上の成果を実感できるようになります。これは、私自身が長い実践の経験の中で感じた事実だからです。このダイエットを体験して途中で挫折することなく痩せて、リバウンドをせずに体型をキープして、自分の体型に自信を取り戻してもらえるのが何より嬉しいです。欲を言えば、この成功体験を糧に趣味でも仕事でもスポーツでもいいので、新しいことに挑戦してくれると最高です。「できないと思っていたダイエットができたんだから、これもできるんじゃないか?」と無意識に諦めていることが減ってもらえたら…自分自身が回り道をしてきたからこそ、同じように悩んでいたり、迷い込んでしまっている人助けになりたいと思っています。

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